青時間
バリアフリーからユニバーサルデザインへ、まちづくりは「障がい」を持つ持たないにかかわらず世代を超えて、性別に関係なく、住みやすさ、生活しやすさ実現にベクトルが向いているといえます。
そのような時流にあって私にとっての課題は「青信号時間の延長」の実現です。連合町内会の会議で地区の町内会から国道を横断の際青信号点灯の時間の短さが指摘されました。ご老人が横断する際、危険だというのです。区長懇談会の場で安全確保策として信号器の時間延長の件が仙台市に要望されました。
担当は宮城県警察、交通管理の責務を担っています。結論は「困難」、出来ません。交通管理システム上、一箇所だけ手をつけるのは無理ということです。しかし、一方、横断幅員が広い幹線道路では対策が講じられているのです。
「歩行者感応制御」信号という優れ物が既に運用されています。このシステムは歩行者用画像感知器により歩行車の挙動を捉えて青時間中渡り切れない歩行者を感知した場合は青時間を延長するのです。シンガポールではIDカードをかざすと信号機が反応すると言うシステムがあると報道されています。
高齢化社会のピークを迎えつつありますが青信号時間の長短については各視点からの議論が必要だと思います。信号は車を通すことが主なのか、歩行者を優先するのが大事なのか、曖昧なままの今の状態は整理すべき課題だと思います。少なくとも仙台都心では歩行者優先で「青時間」を考えることが大事ではないかと思います。