月初め

月が改まって今日が9月の1日、8月の初めは足を伸ばして蔵王の山頂でひと時を過ごしました。早いものであれから1ヵ月、この夏は充実した日々でした。

手帳を見直すと、行動はほぼカレンダー通り、土曜日と日曜日2日ほどの空白は、流石に暑さ対策で辛うじてエアコンが効いている自宅での読書三昧の日々でした。

今日は9月の初日、午前中は「まちづくり協議会役員会」、午後からは議会で仕事、区長さんには足を運んで頂きました。8月某日早朝ご相談頂いた「孤独死」案件、行政は手を出せませんでした。が、今後の対策について複数の局の関係課長に調査報告をいただきました。

「孤独死の故人」に近い遺族に期待される役割とその限界、行政の支援とその限界、未だ不透明な国の動向、法律の壁と法律の不備、正に八方塞がりの中で「終活」がなされねばならない状態にあります。

最終的には行政が社会的な責任を果たすことにならざるを得ないと思います。「準無縁故者」という位置付けで今後法的整理を求めていきたいと思います。

相変わらず暑い日が続きますが、朝夕、そうっと秋めいた風が吹き抜ける瞬間があります。季節は着実に巡っているのを感じます。時間は澱むことなく流れています。

ぼんやり過ごして終わるのも人生、「日々是新たなり」と盥に刻み一日一日努めるのも人生、選ぶのは個人の責任であり又個人の自由です。さて私はと考えます。

これまでの政治人生を振り返ると膨大な数になるご支援ををいただいた皆様方を思います。その中には顔を合わせたことも言葉を交わしたこともない方がたくさんおられます。鬼籍に入られた方々を含めご支援頂いたご恩にどうお報いするか。

「自利利他」と学びますが、ご恩返しを強く意識しての「一日一日利他行」が私の責務、こんなことを思うのも秋風のお陰様、酷暑の熱で火照った頭を冷やしてくれました。