傲慢でした

今日は朝5時から開かれている実践倫理宏正会の勉強会に参加をしました。「演壇」の時間を頂きました。輪読して学ぶご著書から考えたこと、それどう活かしたいくかが大事です。演壇は所信の一端を出席会員の前で披露する機会であり、生半可なことでは務まりません。

「有事即応」をモットーにしていた私は、原稿無し、で演壇に臨んでいました。政治の世界では当意即妙、話が出来て一人前、それが当然と考えていました。傲慢でした。

しかし、尊敬する作家がどの様な場であってもしっかりと準備を怠らず原稿を用意して臨むということを知り、雷に打たれたほどの衝撃を受け、心を入れ替えました。

傲慢でした。恥を巻き散らかしていたのかと思うとかっこ汗顔のいたり、穴があったら入りたい」と今現在この瞬間でも思います。

勉強会は五時から六時までの一時間、時間できっちりと運営されています。朝の限られた時間を数人の演壇者で分け合います。自ずと時間は限られて一分一秒が貴重となります。持ち時間を考えると原稿用紙二枚程度、八百字にまとめることが必要です。多くても千字です。

輪読分を味読、所信を原稿用紙二枚にまとめるのに優に二時間超要します。準備をここがけ実践する様になって気づくことが沢山あります。最大は「時間」の大切さです。自分の時間ではなく相手様の時間です。

「あの人の話なら是非聞きたい」「お金を払ってでも聞いて学びたい」ここまで行って一人前と心を定めました。何を今更と思わないわけでもないのですが、今日認知症研究の泰斗である東北大学教授滝川先生の講演を聞き先生の言葉が背中を押してくれました。

「何事も始めるのに遅い事は無い」そして「生涯現役」が望ましい。勇気100万馬力、さらに前へに。傲慢には気をつけます。