桜の季節

吉野山の桜を毎日ワッチしています。これからという感じです。ライブカメラを通しての様子ですと、四分咲、というところでしょうか。全山桜に覆われる満開の時が楽しみです。

今朝はSNSで送られて来た親鸞聖人の歌「明日ありと　思う心の仇桜　夜半に嵐の　吹かぬものかは」でスタートいたしました。このサイトは、朝一番毎日日替わりで和歌を送ってくれるのです。一日の始めに、気付きを促すこのサービス、ほとんど外れはありません。

昨日は吉岡まで出かけました。縁戚にご不幸がありご焼香の出かけたところです。享年86歳でした。生前から、主婦として、母として又家長の支えとしての役割は「(嫁の)鏡」と評判になっていたということです。静かな控えめな人だったと私も思います。入院してお見舞いにも健気に対応していたところ、“”スーッ“”と亡くなったとのこと。まさに「夜半の風」に吹かれた桜の花びらのように亡くなったのでした。「有難い」お経に首を垂れ只管ご冥福をお祈りしました。

で今日は、たまたま「百日後に死ぬワニ」という作品に出合いました。かなり前から話題になっていたということですが、私は初見。YouTubeで早速見ると、なるほど、切ないストーリーです。何処にでもありそうな、日常、それを無情に裁断するように突然訪れる、死、桜吹雪のラスト。考えさせられます。生きたかった人が生きられなかった一日が今日も暮れていきます。