一筋に信じる道を
昨日の夕方お客様をお迎えいたしました。お客様は某地域の連合町内会長さんです。 連合町内会長ご就任のご挨拶と役員のご紹介そして私にお手伝いをしてほしいと言うご依頼の為のご来訪でした。
もちろん喜んでお受けしました。且、私の微力も顧みず「全力でお手伝いいたします」とお返事申し上げました。生まれ育ったそして育てられた御恩がある地域です。私がこの世に生きる場を与えていただいた深い御恩のある地域です。
第二次世界大戦敗戦後、仙台市が取り組んだ戦災復興事業、この取り組みが現在の仙台の発展の礎になりました。都心部で行われた最後の大事業が中心市街地の区画整理事業です。当初十年の計画内計画変更が度重なり、完成まで何と30年要しました。
必要と分かりながら「平穏な市民生活を結果としてリセットする」無謀なこの計画の決定者である仙台市長始め幹部、そして苦渋の決断の上、協力し辛酸をなめた地域の皆さんの多くは鬼籍に入りました。しかしながら一緒に歩んだ多くの皆さんの顔が思い浮かびそしてその声が今でも記憶にあります。
事業当初は政治家が蝟集しましたが、興味の対象から外れて、地元の私1人が事業の早期完成と「約束の履行」を訴え続けることになりました。事業完成から三年余り、整理した基盤の上に本格的なまちづくりが始まりました。
これまでの遅れを取り戻し、完成を見ることなしにこの世を去りあるいは他郷に移った方たちの思いにお応えするこれからが本番です。
連合町内会長さんのご訪問は私にとって心身ともに精気充満、心新たに再出発を心に誓う絶好の機会になりました。