東日本大震災慰霊祭
東日本大震災から十五年の歳月が流れました。あの日、私は仙台市長選挙に敗れ、市議会の議席を離れながらも、議員再出馬の準備をしている時期でした。折しも家内の父が逝去し、通夜のため塩釜へ向かおうと車のエンジンをかけたその瞬間、かつて経験したことのない激しい揺れに襲われました。最初は車の故障かと思いましたが、身体が跳ね上がるほどの振動、目の前の家屋が大きく揺れ、窓枠が壊れていく様子を見て、ただならぬ事態であることを直感しました。
向かう予定であった国道45号線は、その後津波に襲われた場所です。出発が遅れていたことが、結果として私の命を守ることになったのかもしれません。あの一瞬の巡り合わせを思うと、私は「頂いた命」を生きているのだという思いを強くいたします。
その後、市民の皆様のご信託をいただき、市議会議員として再び議席を預かることができました。政治の場に立ち続けることは、偶然ではなく、社会のために尽くすべき使命、天から与えられた役割であると受け止めています。
震災では多くの尊い命が失われました。私たちは計り知れない悲しみとともに、自然の猛威と災害の現実を身をもって学びました。災害はこれからも必ず起こります。だからこそ、震災の記憶と教訓を決して風化させることなく、学びと備えを重ね続けていくことが、今を生きる私たちの責務であります。
犠牲となられたすべての方々に深い哀悼の意を捧げるとともに、その尊い命を決して無にすることのないよう、災害に強い地域と社会を築くため、政治の責任を果たしていくことを改めて心に誓う日であります。
