町内会
連合町内会会長会が開かれました。当地区では二ヶ月に一回開催為れます。仙台市では基本的に小学校区を単位として「地区連合町内会」が編成されています。仙台市から要請される行事、協力などに伝達、町内会長どうしの意見交換、共有する課題解決に対する取り組みの場になっています。
地区内にある各種団体、社会福祉協議会、日赤奉仕団、赤い羽根募金、消防協力会、体育振興会の代表からの報告の後各町内会会長からこれまでの取り組み今後の取り組みについて報告がありました。マンションのような集合住宅で町内会を編成し運営しているケースといわゆる戸建て住宅が主な町内会とでは、抱える課題が違う場合があります。
共通しているのは高齢化の急速な進展です。新たな困難が生まれています。町内会行事推進の困難さが加速度を増して進んでいます。これまでは役員のなり手がないことが大きな課題でした。町内会の会員に占める高齢化率の高まりにより、町内会自体が機能しなくなることが現実化していくことが懸念されます。
仙台市も町内会も今日まで対応は試みてきましたが、有効な対策が打ち出せずいます。今後は町内会の解散という「その時」を想定して対策を考えておかなければならないのではないかと思われます。なんと言っても仙台市行政と町内会は一体であったからこそ、市民サービスが実現できたのですから。
奇しくも来月10月25日には仙台市内連合町内会長会設立50周年の記念式典が行われます。これまで築き上げてこられた先人たちのご努力そしてその成果に敬意と感謝を申し上げると同時に、今ある困難を克服してさらに歴史を築いていくための再生の記念となる日となることを祈念したいものです。