桜前線只今通過中

これまで低温続きの毎日でした。桜前線到着と同時に一気に日中の気温が上がっています。

桜は浮世の動きに関係なく、次々と花を咲かせています。

近所にある桜の名所「榴岡公園」はご多分に漏れず「桜祭りの実行委員会」は組織的な取り組みを取りやめることにいたしました。

数十年に及ぶお花見を楽しむ市民を影から支える舞台裏の活動を見てきた立場としては、誠に残念、時節柄致し方なし、の思いが今でも交差しています。

榴岡公園は仙台藩を治めた伊達家四代藩主綱村公が「身分に関係なく楽しめる場所」市民遊楽の地としてこの地を定めたごとに由来があります。

第二次世界大戦までは第二師団の駐屯地としてその後はアメリカ進駐軍のキャンプとしてそして管区警察学校が移転して、仙台市が国有地を借り受ける形で整備され今日に至っています。

整備を進め今日に至るまでには、地域の団体の活動が大きな役割を果たしてきました。代表的な団体が「老人クラブ明寿会」です。年を重ねになり朽ち果てかけていた桜の隣に、桜の苗木を長年にわたり植栽してきました。

現在370本ほどの桜が見る人を楽しませています。桜の種類も29種類、数年前、長崎のロータリークラブから寄贈された「オオムラサクラ」3本加わり文字通り「花を添えて」くれました。長崎から新たに3本贈呈があると言う朗報も届いたばかりです。

地元からのご提案もあり議会でも取り上げた結果、榴岡公園内にある樹木に「樹名板」を取り付ける動きが始まりました。公園を植物園と見立、学習の場にしていこうと言う目的があります。しない各所にある公園にこの動きを広げていくことが目標です。

公園を楽しい場にしようと言う「公園活性化」の視点で社会実験もこの1年行われています。各種ゲーム、芝生の上でのヨガ教室、ドッグランの設置そしてバーベキューコーナーの開設、人気は上々のようです。

仙台坂全国に先駆けて開いた「公園」、全国に先駆けた新しい取り組みが榴岡公園から始まっています。

花が咲くのが待ち遠しい桜ですか、時期は一瞬、大いにこの時期を楽しみたいものです。

桜の名所「榴岡公園」四季を通じて花が楽しめます。次にはツツジも美しく咲き始めます。