武道祭り

仙台市ではこの時期武道祭を開催しています。仙台市民に古来伝わる日本の武道に触れる機会の提供と振興を図るために設けられた企画だと思っています。

「仙台における聖地」仙台市武道館は各種武道団体が集合し各階各会場で趣向を凝らした取り組みが行われたようです。私は合気道の演舞会に出席、会長として挨拶の機会がありました。

古来伝わる各種武道の精華として創設された合気道は自ら戦いを求めない武道です。型を示す演武が主体となります。小柄な体付きの女性が自分より勝る体型の男性を軽々と飛ばすシーンは圧巻です。

武道館入り口で声を親子連れと出会いがら挨拶を頂きました。関係する剣道会に所属する少年剣士でした。久しぶりに会う年長者に素直に自分から名乗り挨拶をする少年の行為ははまさに日頃の錬成の成果を遺憾なく発揮しています。清々しい気持ちで一杯になりました。

一番広い会場では少林寺拳法の大会が開かれており気が満ち溢れて来ます。弓を背負って小走りに弓道場に急ぐ青年の姿に新鮮な感動を覚えます。

仙台市内各中学校には武道場が設置されて利用されていることを確認したばかりです。舞台は用意されています。あとはどう活かしていくかです。

「千日の稽古をもって鍛となし万日の稽古を持って練となす」宮本武蔵の言葉は人生の行き方の芯となるものと改めて思います。城下町仙台は武道の伝統が息づいているまちです。