最後の委員会

今日は一年任期最後の常任委員会が開かれました。所属する総務財政常任委員会は第二委員会室が割り当てられています。東南角に位置しており、二面ガラス窓、県庁、旧国道四号線に面しており明るい会議室です。

今回も換気のため、一部窓が開けられました。庁舎正面にある噴水の水音と共に涼風が吹き込んで来ました。一瞬にして気持ち爽やか、良い会議になりそうな予感がしました。

今日の委員会での議論は活発でした。都合四時間を超える委員会になりました。委員それぞれの立場、視点、価値観があり、結果一つのテーマの評価が正反対の場合があります。有っていいと思います。

議会の議論は活発であることが望まれます。そのためには発言の自由は徹底して確保されなければなりません。賛同の有無は別として互いに「主張、行動」は尊重されるべきです。現在仙台市議会議員は54名(欠員一名)在籍しています。54名の視点が行政の瑕疵を防ぐために働き、議論が行われることが極めて大事です。

私は自由民主党に所属していますが、党の基本方針は認識し守りながらも自分の主張はきちんと持ちたいと思っています。特に「思考停止」状態には一瞬たりともならないと気をつけています。

禅語に「柳は緑 花は紅」という言葉があります。実相を見ることの大切さを教えてくれる言葉です。ともすると色眼鏡で見がちな私たちです。実相を実相として見ることができる自分でありたいと思います。

政治家の役目は国民の安全安心の確保、之に尽きます。視点立場は違っても、目的は一致したいと思います。「色眼鏡」は、判断を狂わせます。「命」に直結する判断も迫られる立場である政治家、判断の過ちはあってはいけない実に怖いことです。

委員会最後の締めくくりは委員長、副委員長の挨拶でした。これまでの一年、様々なテーマで議論がありました。充実した一年であったと思います。これは委員会運営が上手くなされたからこそ。

委員長副委員長、そして事務局に心から感謝を捧げます。行政当局の対応の良さにも感謝せねばなりません。私の問題意識を理解して対応頂きました。提案の全てOKとはなりませんでしたが、それは当然のこと、しかし方向だけは一致したことは救いです。