鍛えよ常に

久しぶりに大規模なプロアマ併せてのダンス選手権大会に出席しました。 三年ぶりに開催された東北オープンダンス選手権大会、盛大に開催されました。参加選手の出身地域は東北地区及び関東甲信越と広範囲です。

宮城県を代表するスポーツ施設グランディ、スーパーアリーナは競技参加選手、応援者の熱気でいっぱいでした。スタンダード5種目ラテン5種目、短い時間の中で激しい競技が行われます。

コロナ感染症対策のためマスクをつけて競技が行われました。選手の健康を慮っていろいろ工夫がされていました。競技会では激しい負荷が体にかかります。休憩を挟むなど競技者の健康維持するための工夫が図られていました。「給水タイム」耳新しい取り組みは、コロナ感染症とは関係なくはこれから定着していくことでしょう。

プロの部、アマチュアの部と分けて競技がが行われますが、プロ、アマ共に日ごろの精進の成果が遺憾なく発揮されており見ごたえのある競技会になりました。会場の雰囲気から待ちに待ったイベントなのだと実感しました。新型コロナ感染症パンデミックの猛威の中で、じっと堪えて時節を待った大会運営者のご努力が偲ばれます。

宮城県内にはアマチュアの皆さんのダンスサークルが多くあり盛んに活動を続けています。仙台市内にも多くのダンスサークルがあり活動しています。ダンスサークルの活動が盛んになった背景にはプロのダンスインストラクターの先生方の存在があります。

戦後日本ではダンスは特殊な目で見られる時期がありました。何故か風俗扱いにされ警察が許認可をしていました。関係者の努力により法が改正され今日に至っています。今や生涯スポーツとして広く愛好者が広がっています。

ヨーロッパ社会で発展して日本に伝わったダンスですが礼節、社会的に通用する大人としての備えるべき「普通」を身につける、しかも楽しく、最高のスポーツの一つだと思います。。青少年の健全育成にも広く生かされていくことが期待されます。

選手の皆さんの姿の美しさ踊りの華麗さ、身のこなしの見事さ、日ごろから心身共に鍛えている証です。

大地を両足でしっかりと捉えてすくっと立つことのポイントがあると教えて頂きました。座禅の要諦と同じではないか。

姿の美しさの陰には禅につながる工夫があるのですね。社交ダンスには、洋の東西を貫く真理があるようです。