秋分の日

速いものでもう秋分の日、これから急速に日が短くなってゆく。夕方が早く来るというのは子供のころから苦手な質たち、です。父方の実家は一本の道に玄関が向き合っている仙台藩時代の町割りを残した住宅街、夕方になると当時風呂を沸かすために、主要な燃料であった亜炭を燃やし始めます。

一斉に煙が道路に立ち込め、亜炭特有の酸っぱい匂いが鼻の奥を刺激します。その香りは決して嫌いなものではありませんでしたが、晩秋の夕方のその景色が妙に寂しくて、家に帰りたいという気持ちを一層募らせたものです。成人して好い年齢になった今でも幼少年の時味わった気持ちが胸の奥から沸き上がってきます。

さて雨模様の一日、厚い雲に覆われ夕方を思わせる明るさの中、富谷町までひとっ走り、顧問を務める宮城県ボウルルームダンス協会主催、ダンス選手権大会に出かけました。会場の富谷町武道館はプロ・アマ選手が着飾って出場までの時間をロビーで過ごしています。先ずはこれだけでも華麗で見事、選手たちが造る人垣を通って、些か圧倒されながらステージに向かいます。

一段高い来賓席から二時間びっちりと競技を拝見しました。出来れば最後まで居たい、最終勝者のオナーダンスを見たい、そう思うくらいレベルの高い選手権でした。ジュニアの成長が一段目を引きました。スタイル、いわば日本型新人類が成長していますね(笑)

社交ダンス、今や我々市民レベルで気軽に楽しめる時代になっています。若さそして健康保持にはもってこいの社交ダンス、今やスポーツとして広く認知され急速にフアンが世代の壁を越えて広がっています。カラオケの普及がみんなが歌手の時代が自然に出来上がったように、ダンスもみんなが主役の時代になりつつあると思います。

会場の“”壁のシミ“”も急速に無くなりシミの代わりに、美しく装った愛好者が花盛り(笑)。楽しみですね、本当に。昼夜転換の秋分の日、壁のシミが花に代わる転換点になることを切に夢見るオジサンになりました。

 

 

 

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